Oshi-Ire

心の押入れ。創作とか感想とか徒然なるままに。

シン・ゴジラ復活上映感想

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5回目を見てきた。
正直言うて5回目だからそんなに驚かないと思ってたんだけど、何回見ても発見に満ちててその度に「すごいすごい……!」と言わされる作品だと実感した。
例えば安田さんが、ゴジラのエネルギー源は核分裂と気づいて「うわーーー!」ってなるシーン。
彼のすぐ手前に巨災対のトップである矢口がいて、スッと彼の元へPCを持っていけるのに、1度画面奥の間の元へ駆け寄ってから再び画面手前の矢口の元へ。画面の遠近を使うことで安田が部屋を駆け回ってるような動きが効果的に表現できる。
わーすごい。
それでもやっぱり最初に矢口(何度も言うけど巨災対のトップ)に話が持っていかないのは不自然なので安田が画面奥にいる間に横から尾頭さんが出てきて、矢口に、彼が驚いてるエネルギー源の話をし出す。
あわわわ、すごすぎる。
安田の駆け回りの演出も流石なんだけど、表現するとき、「誇張」をするとどうしても現実的ではない動きがでがちで(この場合は安田の動き)、それでも横から尾頭さん出すことによって「現実感」へのフォローが自然に施されてる。こんなことって。
他にも総理が立川へ行くか行かないか一悶着あるシーン。よく見るとカメラが揺れてる。ゴジラが近づいていることを振動で表せるのと同時に総理の心情の揺れまで伝わってくる。とか。もう。いろいろ。
なんかもうすごい。
細かいところまで作られてるから何度見ても飽きないんだろうね。
私は映像とかやんないからアレだけど、クリエイター志望の人とか、きっと、もっと、色んなことに気づいて、スゴイだとか、敵わないだとか、感じてるんだろうなあ。
いつかシンゴジ好きな人で集まって円盤見ながら「このシーンのここ!」ってわいわい言いながら見たいなあ。きっとすごく楽しい。あ、地上波放送でみんなツイットするのかな。楽しみだな。楽しみだなあ……!!

 

Tumblrからの引越し記事。実際に鑑賞したのは2月20日)